高いガスバリアー性で土壌消毒剤の大気への揮散を防ぎます。ハイバリアー
ポリエチレンや塩化ビニールと比べ大幅なガスバリアー性を実現。
土壌消毒剤使用量の低減や効き目アップが期待できます。
一般ポリフィルム区(左)とハイバリアー実施区(右)
前年度、収穫8割減の畑が復活しました。
商品特長
- ガスバリアー性能が非常に高い機能性多層フィルムです。
- 気化による、消毒液の揮散を防ぎ、その使用量の低減や、効果の向上が期待できます。
- 消毒剤使用量の低減による、低コスト栽培と、低農薬栽培の両立が可能です。
- 0.02mm厚のため機械展張使用も可能です。
- フィルム外への農薬の揮散を防ぐことは安全面や臭気トラブルにも貢献します。
消毒剤の低減効果については、天候や土壌条件など様々な要因で異なります。
タキイ種苗広報誌「タキイ最前線」で紹介されました。
土壌消毒を安全に! 土壌消毒用難透過性フィルム「ハイバリアー」の実力
マイナビ農業で、徳島県「JA里浦」と「徳島県立農林水産総合技術支援センター農業研究所」の取材記事掲載中です。
”抜け目”ない土壌消毒で連作障害を克服! サツマイモの名産地を救った『ハイバリアー』とは
規格
透明
厚(mm) | 巾(cm) | 長(m) | 入数 |
---|---|---|---|
0.02 | 180 | 200 | 2本 |
210 | |||
500 | 1本 | ||
- | 200 | ||
300(二つ折り) | |||
420(二つ折り) | 100 | 2本 | |
600(繋ぎ加工折畳み品) | 50 | 1枚 | |
100 | |||
720(繋ぎ加工折畳み品) | 50 | ||
100 | |||
0.03 | 600(繋ぎ加工折畳み品) | 50 | |
100 | |||
720(繋ぎ加工折畳み品) | 100 |
黒
厚(mm) | 巾(cm) | 長(m) | 入数 |
---|---|---|---|
0.02 | 95 | 400 | 2本 |
500 |
白黒
厚(mm) | 巾(cm) | 長(m) | 入数 |
---|---|---|---|
0.02 | 95 | 200 | 2本 |
135 |
上記規格以外も特注対応が可能です。詳しくは、お問い合わせください。
実測データ
ハイバリアー使用による畝内15cmのクロルピクリン濃度の推移
マルチ内の土壌消毒剤の濃度に大きな優位性が確認されました。
徳島県鳴門金時の慣行栽培方法に習い、3月下旬に30cm間隔一穴あたり3mmのクロルピクリンを使用。MU式採気採水管を畝頂部から15cm差し込み、クロルピクリンの採取を行い、各区2箇所を分析し平均を求めました。
本データは、実測値であり保証値ではありません。
土壌条件や、気候などにより効果に差が出る場合があります。
出典:徳島県立農林水産総合技術支援センター農業研究所<22年度データ>
ハイバリアーとポリエチレンフィルムによる
クロルピクリン透過量の測定データ
一般に土壌消毒用に使用されている、農ポリ(ポリエチレン)とハイバリアーの0.02㎜厚とを比較し、クロルピクリンの透過量を測定したところ、左記の様に格段の難透過性能が確認できました。
出典:徳島県立農林水産総合技術支援センター農業研究所<22年度データ>
ハイバリアーとポリエチレンフィルムによる
サツマイモ塊根での立枯病発病率
徳島県のさつまいも(鳴門金時)で、立ち枯れ病の発生を大幅に抑える結果がでました。
1区20株の50g以上の塊根の発病の有無を調査し、各処理4区の発病塊根率の平均を求めました。
出典:徳島県立農林水産総合技術支援センター農業研究所<22年度データ>
ハイバリアー使用区
ポリフィルム使用区
出典:徳島県立農林水産総合技術支援センター農業研究所<22年度データ>
使用事例
基腐病(もとぐされ病)対策について
ハイバリアーとクロルピクリンの併用による土壌消毒の徹底が最重点対策と考えますが、それだけでは解決できない様々な課題があるようです。
発病した株からの苗は使用しない、苗の消毒を徹底するなどはもちろんですが、雨などで胞子が他の圃場から流れてくることでも感染が拡大しますので、排水路をきちんと整備するなどの対策も合わせて必要となります。
また、発病してしまった圃場では残渣の除去も大きな課題です。
残渣が残っていた場合、ハイバリアーを使用しても完全に消毒はできない可能性があります。
- 従来品と比べ、格段にガスバリアー性が高い商品ですので、土壌消毒剤の残留にご注意ください。特にマルチ畝内処理で使用される場合は、土壌消毒剤が土中分解されるまでの十分な期間を取ってください。
- サツマイモに使用される場合は開口してからすぐの植え付けはお控えください。
- 真夏のハウス内の使用など、高温下での使用はフィルム同士の溶着を引き起こしたり、フィルムの劣化を早める恐れがございますのでご注意下さい。
- 使用時以外は、高温多湿な場所は避け、直射日光の当たらない所で保管してください。
土壌消毒剤クロルピクリンの詳しい情報はこちら
クロルピクリン工業会
この商品のお問い合わせContact
合成樹脂本部
農材・フィルム部
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