人にも環境にも優しい湯たんぽ!使用上の注意
低温やけどに注意
低温やけどについて
低温やけどは、心地よく感じる程度(体温より少し暖かい程度)のものでも、皮膚の同じ部分が長い時間接触していると発生するやけどです。
熱いものに接触している皮膚の温度とやけどになるまでの時間はおおよそ次の通りです。
44℃では3時間から4時間
46℃では30分から1時間
50℃では2分から3分
(出典:山田幸生、「製品と安全第72号」低温やけどについて、製品安全協会)
低温やけどを防ぐために
-
ゆたんぽの低温やけど対策用品を使う。
低温やけど対策用品が市販されている場合には、それらを使うと低温やけどの防止には効果的です。
-
一定時間ごとにゆたんぽの位置を変える
保護者や介護者など周囲の方がいる場合は、体の同じ部位に触れ続けないよう、時々、ゆたんぽの位置を変えてあげてください。
-
厚手のタオルや布で包む
必ずしも低温やけどの防止には効果がありませんが、付属や市販しているゆたんぽカバーを使用し、その上から厚手のバスタオルや布で包むと、表面温度が下がるため、低温やけどを生じるまでの時間は長くなります。
低温やけどは皮膚の深いところまで達することがあります。万が一、低温やけど(皮膚の変色や痛み)が起きたときには、すぐに専門医の診断を受けてください。
SGマーク制度とは製品安全協会が定めた認定基準に適合した製品にのみ表示され、その製品の欠陥によって発生した人身事故に対する補償制度である。SGマークシールに表記された期間年数は、 補償に対する期間であり、製品の耐用年数を保証した期間ではありません。
湯たんぽ使用上の注意
-
火の側に置いたり、電子レンジにかける事は絶対にしないで下さい。
-
使用後のお湯は飲まないで下さい。
-
お湯を入れた後、キャップをしっかりとしめ、お湯の漏れが無い事を確認して下さい。
-
お湯は必ず、口元まで入れてください。
(お湯の量が少ないと湯たんぽ内の気圧が変化し、湯たんぽ本体のへこみの原因となり、劣化を早める可能性があります。必ず、口元までお湯を入れてください。) -
使用する際は、必ず厚手のバスタオルなどで湯たんぽをくるんでからご使用下さい。
-
沸騰したお湯をいれていただいても問題はありませんが、ご使用になる方が熱いと感じられるようであれば、完全に沸騰したお湯ではなくとも、十分な暖かさを得る事が出来ます。お湯の温度は、ご使用になられる方のお好みでご利用下さい。
-
キャップについているパッキンは外さないで下さい。
-
ご使用になる前に、パッキンの劣化がないか、ひび割れ等がないかどうかを必ず確認して下さい。
-
湯たんぽの上に乗ったり、重い物を乗せないで下さい。
-
湯たんぽに強い衝撃を与えないで下さい。
-
体を温める目的以外の使用はしないで下さい。
-
保管の際は水気をよく切り、湿気の少ない場所に保管して下さい。
-
直射日光の当たる場所等に置かないで下さい。
-
ポリエチレン製の湯たんぽは約2~3年、トタン湯たんぽは約1年ご使用いただく事が出来ます。その年数以上ご使用になりますと、材質の劣化が進み、思わぬ事故の原因となりますので、安全のために買い替えをお薦め致します。
-
就寝の前に湯たんぽを布団の中に入れ、温めてご使用ください。就寝時は、湯たんぽを布団の中から出して下さい。
-
湯たんぽにお湯を入れる時は、湯たんぽが安定する場所でお湯を入れ、やけどに十分注意をして下さい。
-
湯たんぽにお湯以外のものを入れないで下さい。